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ある地方都市、中学2年生の雄一(市原隼人)は、かつての親友だった星野(忍成修吾)やその仲間たちからイジメを受けるようになる。そんな彼の唯一の救いはカリスマ的女性シンガー、リリイ・シュシュの歌だけであり、そのファンサイトを運営する彼は、いつしかネット上でひとりの人物と心を通わしていくが…。 岩井俊二監督が、インターネットのインタラクティヴ・ノベルとしてスタートさせた企画を発展させて成立させた異色の青春映画。美しい田園風景の中、イジメや援助交際などなど現代の少年少女たちにまつわるさまざまなダークな問題を、これまでにないほど身近なものとして織り込みつつ、彼らのリアルな心の声を繊細に描き上げていく。そして、それでも「どんな子どもでも、光る時間を過ごすのだ」といった岩井監督のメッセージが痛切に伝わり、胸をしめつける必見の秀作である。(的田也寸志)
すごい
最初、この映画を見た時。何か違和感を感じた。 それは登場人物の淡々とした会話であったり。 どこか煮えたぎらない演技。 ただ映像美だけに引き寄せられて、 「中学生時代のリアルさとか儚さ」というのがテーマに浮かんだ。 残虐さと美しさこのコントラストを表現した映画だと思った。 最初はそう思っていた。 他の方が書いた感想の中にそういう物が数多くあったのでそう感じてしまったのだろうか? しかし、小説を読んでみるとこの映画で語られている事は 本当に断片でしかない事を思わされた。
この映画の本当のテーマは「偶像との交信・シンクロ」だと思う。 なんのこっちゃ?と思った人は。この話を好きになれないと思う。 それは仕方ないけど。自分はよくわかってしまう。 なんとも難しいテーマを描いた、傑作だと自分は思う。 「リリィシュシュのすべてというタイトルの理由」 「星野が突然豹変した理由」 「主人公の突然の嘔吐」 「ラストがなぜああなったのか」 「星野がヘッドフォンを聞きながら叫んでいた理由」 「なぜCDを万引きしたのか」 色々疑問が残っていたが。小説でその謎がどんどん解けていく快感。 まずこの映画を見てみてください。そして小説を読んでみてください。
「人間は飛べない。 でもリリィシュシュならどうだろうか。」
ものすごくこの言葉が胸に残った。
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上手く言えないけど、切なくて苦しくて…。でもそんな彼等の姿も、また美しくて…。思春期にこの作品に近い経験ないし感情を抱いた事のある人は傑作と言うでしょう。私は間違いなく、この作品傑作だと思ってます。思春期ゆえの残酷さ…しかし、それすらも美しく描写してしまう監督って本当に素晴らしいと個人的には思います。意見が別れる映画だとは思いますが、一度是非見て欲しい作品です。鑑賞後、鬱にはなりますが…。