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空に水平に走る珍しい虹を写メールして、アメリカにいる友人・あおいに送った智也。だが彼女からの返事はなく、帰ってきたのは彼女の事故死の知らせだった。葬儀などが行われたりする中で、いつしか智也はあおいとの出会いなどを振り返っていくのだが…。 気持ちいいくらいに時間がかっ飛び、物語が進んでいく中で、実はお互いに好きあいながらも、その関係がどこかで熟しきれなかった男女のせつない絆を、スーパーリアルな映像でつづった感動作。主人公たちを演じる市原隼人と上野樹里の本当に演技なのかと疑いたくなるほどのリアリティすぎるやりとりには脱帽。またその関係にそこはかとなくユーモアも取り入れつつ、見事な日常表現をしてみせる熊澤尚人監督の演出も拍手モノだ。また上野の父親役の小日向文世ら脇の演技も相当に泣かせる。(横森 文)
上野樹里と蒼井優の競演
上野樹里と蒼井優の競演。 岩井門下の熊澤尚人監督作品。私はもともと岩井俊二監督がものすごく好きですが、この映画は「プロデュース」だったので正直どうなんだろう!?と思ってました。CMとかはなんだか綺麗すぎるし、泣かせようとする演出満タンだった気がするし、題名もベタすぎて作りきったようなわざとらしいラブコメディーかなあ、なんて思いあまり期待してませんでした。
・・・・しかし、すごく良かったです、この映画。
主演の上野樹里さんがかもしだすごく自然な大学生の雰囲気。市原隼人さんのチャラ男っぽい軽い感じのキャラ。そのどれもが、自分の大学生時代を鮮明に目の前に思い出させるほど、身近で、日常に肉薄するものでした。上野さんはふつうにいたらすごく美人の部類だろうけれど、この映画ではそうは見えません。もてなくて、男に恋愛対象にされず、それでも自分の夢を確固として守っている・・・弱く、脆い、とてもふつううの女性に見えます。市原さんもそうで、本当に鈍感で、馬鹿みたいに真っ直ぐだけど不器用な人に見えます。そうさせる演出は本当にすごい。 身近で起こった、宝物のようなできごとを、時間を、日常を、そのまま切り取って見せられているような気がします。 きれいすぎもせず、変にドラマティックでもなく、余計な説明も無く・・・物語は唐突にフッと消えてしまいますが、素直に涙が出ます。岩井さんが選んだという最後のエンディングの楽曲もとても良かったです。 岩井映画に飢えていましたが、ひさびさに良い映画を見させてもらいました。
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posted by 蒼井優 at 11:35
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Tracked: 2007-10-09 06:32